DUCATIとメンテナンススタンドのお話

1098s

皆さんはどんなメンテナンススタンドを使っていますか?
Ducatiみたいな片持ちスイングアームの場合は片持ちスタンドを、
そうでない場合はフックボルトを取り付けてV受けスタンドを使っている人が多いと思います。

うちにはR1000に乗っていた時に買ったJ-TripのV受けスタンドがあるのですが、
R25もあるのでこれは手放せません。
本当は片持ちスタンドが欲しいのですが何個もあっても邪魔ですので、
1098用に工夫をして使っていました。
更に新しく固定式ステップ用のスタンドも作成しましたので、貧乏スタンドライフを紹介したいと思います。

フロントスタンド

タイヤ交換に備えて、フロントにはちゃんとした物を買いました。
1098はステムの下に穴がないので、フロントフォークを支えるタイプの物を使います。
ヤフオクで買った廃業ショップ放出品なのですが、1199スーパーレッジェーラの純正部品?のレーシングスタンドです。
無駄にかっこよくて、気分がイイ逸品です。

リヤスタンド

スタンド自体は、J-Trip製のロングV受けスタンドを使用しています。
ちょっとイイ値段ですが、間違いない製品です。

これが、


こうなります。

片持ちスイングアームへの対応方法

丸棒をアクスルに突っ込んだだけだと、棒とアクスルが抵抗になってタイヤがスムーズに回りません。
チェーンのメンテナンスをしたいので致命的です。
そこで、丸棒にあうベアリングをはめることでスムーズに回転できるようになります。
アクスルの内径に合うベアリングがなかったので、カラーを3Dプリンタで自作しています。
ベアリングの外径が37mmなので、内径37.4mm、外径40.6mm、幅26mmで作りました。
面倒ならテープか何かを巻いて厚みを増やしても良さそうです。

J-Tripの片持ちスタンドは鉄の棒を突っ込むだけの様にみえるのですが、
タイヤが回るようになっているのかずっと気になっています。

2,000円程度で片持ちに対応出来るようになる神ハックだと自負しているのですが、
いくつか欠点もあります。

シャフトを突っ込んだ事を忘れる

本当によくあります。
メンテし終わって試走をするときにスタンドから下ろすのですが、
走りたい気持ちが先行しちゃって中に残ったシャフトとベアリングを置いてきちゃうのです。

これ、既に3回やっています。

走ってる途中はバイクの音がうるさくて、落としたことに殆ど気づかないんですよね。
家に帰ってきて、シャフトがないことに気づくのです。
ベアリングは2個無くしました。
シャフトはもうボロボロです。

タイヤが外せない

分かっていたことですが、スタンドが両持ち用なので、そのままではタイヤが外せません。
これはどうしようもないので、新しいスタンドを作りました。

ステップスタンドの作製

ウチの1098sは中華バックステップに交換してあるため、固定式ステップになっています。
このタイプなら、ステップで車体を支持するスタンドが使えます。

専用品も売っているようですが、単純な物なので自作してみました。



車用のウマ(ジャッキスタンド?)を使っています。
元のパイプを外してバイク用のアタッチメントを作りました。
ウマはアストロプロダクツで買った物ですが、材料は全てホームセンターで揃います。

  • 30Φくらいのステンパイプ(DIYで衣服掛けなんかを作ったりするやつです)
  • チーズ(T型の継手。パイプと同じ場所にあります。)
  • 巻ゴム

これは、リヤスタンドで持ち上げた状態でのステップ位置を測って、なるべくリヤの高さが変わらないようにパイプを切断しています。
切断したパイプをウマに突っ込み、ピンの位置にマーキングをして穴開けをしています。

使い方は、

  1. リヤホイールにシャフトとベアリングを通す。
  2. フロントブレーキを固定
  3. リヤスタンドでリフトアップ
  4. ステップにスタンドを引っかける
  5. リヤスタンドを下ろして、シャフトなどを抜く

といった感じです。
ちょっと面倒ですが、とてもしっかりしていて安定しています。

まとめ

片持ちDUCATIで充分なメンテナンスをするためには、リヤ、フロントは最低限必要です。
タイヤやフロントフォークに依存しないステップ式スタンドがあれば、フロントフォーク取り外しなんかにも対応がしやすいかと思います。

DIYでメンテナンスする為には揃える道具が多くて困っちゃいます。
楽しく道具も工夫して、費用を抑えたいですね。

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