RX-8:オーディオユニットの交換

RX-8

RX-8の整備記録です。

ウチのエイトは初期型のTYPE S(H13~)で、純正ナビ+BOSEオーディオ付きのです。
オーディオパネルは純正だとエアコン系のコントローラーと一体型となっていて、
オーディオを外すとエアコンが使えなくなります。
故に、専用のキットを使わない限り、一般的な2DINや1DINのオーディオに交換することができません。
いつかは変えたいと思っていたものですが、普通の用途では問題がなかったし、専用キットも高いので先送りでした。
いつからか、オーディオなどを表示する液晶が全点灯するという症状が発生していましたが、
見えないけど操作はできるのでまだ先送りしてしばらくそのまま乗っていました。
しかし、2017年の6月、急に液晶が全消灯してオーディオが一切使用できなくなり、死亡しました。
RX-8に取り付けるオーディオ交換キットは有名なカスタムなのですが、いくつか躓いた点や、工夫をしたので書き残しておきます。

購入した部品

取付前のオーディオ回りと、購入したパーツ類です。

まずは今回使用した部品を紹介していきます。

カナック オーディオパネル交換キット TBX-T003

このカスタムのコアになる部品です。
外側のパネルと、取付金具、純正エアコンのコントロールボックスが付いています。
ピアノブラック塗装のパネルと、つや無し黒のパネルで2種類ありますが、
安いので後者を選びました。
このままだと相当安っぽいので、カーボンシートを貼っておきました。

カナック BOSEサウンドシステム用トランスレーター TBX-X001

BOSEオーディオ車に乗っている方はこれが必要です。
どうもBOSEオーディオのアンプユニットは特殊らしく、通常のカーオーディオのアンプからはそのまま出力できないらしいのです。
諦めてこれを買いましょう。

カロッツェリア(パイオニア) カーオーディオ MVH-5300 1DIN USB/Bluetooth

交換後の2DINにはこのオーディオユニットを入れる事にしました。
ナビはスマホの月額NAVITIMEが非常に優秀なので不要です。
いつかナビの記事も書こうと思います。
今時CDもDVDも不要ですので、Bluetooth接続関係が充実していれば十分です。

ステアリングリモコンケーブル

今回のポイントの一つです。
これを使うことで、純正のステアリングリモコンでMVH-5300の操作が出来るようになります。

取付のメモ

ステアリングリモコンケーブルの接続と加工

MVH-5300にはステアリングリモコンケーブル取付用のピンジャックが付いています。
リモコンケーブルは売っていますが、カナック取り付けキット付属のハーネスにポン付けでは動きません。
以下のページを参考に、ハーネスの加工をします。

626DT 車両側配線をいじってステアリングスイッチを使用可能にする|RX-8/マツダ|整備手帳|hakuro|みんカラ – 車・自動車SNS(ブログ・パーツ・整備・燃費)

こちらの情報を分かりやすく図にしてみました。
このように配線することで、MVH-5300でRX-8純正オーディオのステアリングリモコンが使えるようになります。
全ての取り付けが完了した後、オーディオの初期設定でリモコンのボタンを各種動作に割り当てれば完了です。

取付の様子

取り付けキットには丁寧なマニュアルが付いていますので、
ごちゃごちゃした配線も、時間さえあれば理解は難しくはありません。
それよりも、どうやって配線を押し込むか、ここが腕の見せ所ですね。


結局故障の原因は……?

取り外した純正オーディオユニットを観察してみると、原因は明らかでした。

 

取り外した純正のエアコンコントロール基板です。
ここがダメになっていたんですね~。
もしかしたら回路洗浄で直せたかもしれませんが、結局全バラしすることを考えたら、
社外品への交換は正解だったかもしれません。

完成とMVH-5300のインプレッション

そんなこんなで、配線の入れ方に非常に苦労しつつも完成しました。
ついでにセンターコンソールにもカーボンシートをはって統一感をだしてみました。

我ながら、結構良く出来たんじゃないでしょうか?

MVH-5300の使用感ですが、現状かなり満足しています。
外部入力は、AUX、USB(充電-iPhone等の接続)、Bluetooth、マイク(音声コントロール、通話用)となっています。
Bluetoothがマルチペアリングに対応していて、ウチの環境だととても良い感じなのです。

  • 音楽再生用iPhone → 通常音が出る機器
  • メインのスマホ(NAVITIME、通話) → 着信、通話時のみ割り込んで音が出る

通常時はiPhoneの音が出ていますが、着信、通話時のみメインのスマホが割り込みます。
MVH-5300付属のマイクをメーターパネル上に取り付けてあるので、ハンズフリーでの通話が可能です。
音楽用iPhoneの曲送り操作はステアリングコントローラーから出来るので、とっても便利です。

 

今回掛かった金額は、オーディオ込みで5万円程度でした。
ただ、ショップに頼むとなると、相当工賃かかるんじゃないでしょうか。
それも含めると、うーん?といった感じです。
DIYで出来るなら、オーディオがかなり近代化できるので相当オススメです。

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